先日のK-1(K'FESTA.2)の感想!!!(最終回)【武尊】【皇治】【木村ミノル】【芦澤竜誠】【野杁正明】2019.3.17
どーも、k5(けーご)です(@Happy_Life)。
先日(3/10)行われたK-1の祭り、K'FESTA.2について語りたいと思います!!
大会から一週間経っちゃいましたね。鉄を熱いうちに打てませんでした。(苦笑)
今日がラスト記事になりますので、限りなく自己満に近い記事ではありますが、宜しければ最後までお付き合い頂けるとありがたいですm(_ _)m
前回までの記事↓↓↓
前回記事の続きを語っていきます!!
試合表↓↓↓
K'FESTA.2(3/10)
野杁正明vsジョーダン・ピケオー
勝者:ピケオー 3R判定
日本人の中でも屈指の実力を持つ、怪物野杁正明選手。元K-1スーパー・ライト級チャンピオン(ウェルター級に階級変更に伴いベルト返上)。
対するは日本人負けなし、第一回K-1スーパー・ウェルター級準優勝、第二回スーパー・ウェルター級ベスト4のジョーダン・ピケオー選手。最近、現Krushウェルター級チャンピオンの木村・フィリップ・ミノルを弄んだうえで3RKOし、階級を下げても闘える事を証明した外国人強豪選手。
ピケオーを止められるのは野杁選手しかいないと思っていたし、野杁選手ならもしかしたら…と思われたこの試合。2Rに野杁選手がピケオー選手相手に明確に「効かす」攻撃を放つ。日本人でこの場面を作ったのは野杁選手が初めてか。
しかし、身体の強さに勝るピケオー選手が野杁選手に終始圧力をかけ、ペースを握らせない。結局その場面以外で大きな見せ場を作ることが出来ず、むしろ押し込まれる場面が目立ち、ピケオー選手の3R判定勝ち。
あとはもう、現K-1ウェルター級チャンピオンの久保優太選手しかいないでしょ。ピケオー選手を止められるとしたら。やりましょう、タイトルマッチ。
野杁選手も階級を上げてから圧倒的な強さを見せ続けていたが、今回初めて「らしくない」負け方をしてしまう。しかし、彼もまだ階級を上げたばかり、そして伸び盛りの25歳。身体を作ればまだまだイケるでしょ。頑張れ、怪物。
芦澤竜誠vsホルヘ・バレラ
勝者:バレラ 1RKO
お騒がせ者かつ試合では格闘IQの高さや身体のしなやかさを見せる天才肌、K-1フェザー級トーナメントでベスト4で、最近K-1で活躍中の芦澤選手に対し、
同じく昨年K-1フェザー級トーナメントでベスト4、一回戦では小澤海斗選手を1RKO、準決勝では敗れはしたものの現チャンピオン村越優汰選手からダウンを奪うなど、伸びのあるかつ回転の速いパンチを得意とするホルヘ・バレラ選手。
この試合ははっきり言って意外な結末だった。自分がバレラ選手の実力を侮っていたらしい。バレラ選手の伸びのあるパンチに芦澤選手が対応できず、1R3ノックダウンによりバレラ選手のKO勝ち。
昨年ライバル小澤海斗選手が1RKOされた選手に対して自分も同じようにKOされてしまった芦澤選手。彼にとってこんなに悔しい事は無いだろう。
バレラ選手は今回多くのファンに実力を証明することが出来た。継続参戦が望まれる。フェザー級は混沌としているので、色々な日本人選手との試合が期待でき、自分の中でも非常に楽しみな選手となった。
KANAvsヨセフィン・ノットソン
勝者:ノットソン 3R判定
KANA選手は現Krush女子フライ級チャンピオン、女子日本人選手のエース。対するノットソン選手は3か月前にKANA選手と試合をしており、試合は互角若しくはノットソン寄りの試合だったが、
最終ラウンドで試合中にノットソン選手のブラトップが外れてしまいそうになるトラブルに見舞われ、そのタイミングでKANA選手がラッシュをかけた事によりスタンディングダウンを奪われて判定負けしてしまった選手。
ノットソン選手にとってはリベンジマッチとなるこの試合。ノットソン選手がKANA選手にペースを握らせず、判定勝利を飾る。KANA選手にとって強力なライバルが出来たと言っても過言ではないだろう。
そしてノットソン選手はリベンジが出来た事に感無量。マイクでも感情をあらわにする。前回の試合がとても悔しかったのと、今回リベンジを果たせた嬉しさからくるものだろう。非常に好感を持った。
和島大海vs木村・フィリップ・ミノル
勝者:木村 1RKO
日本人としては圧倒的なフィジカルの強さ、そして圧倒的な攻撃力を持つ日本人スーパーウェルター級期待の星、和島大海選手が今回2kg階級を下げて、1つ階級が下の現Krushウェルター級チャンピオンの木村・フィリップ・ミノル選手と対決。
木村選手は階級が下とはいえ、当たったら誰でも倒れてしまうと思われる「ブラジリアンフック」を武器に活躍するK-1のスター選手の一人。
この試合は個人的に非常に注目しており、試合予想としても、フィジカルの強い和島選手が攻撃力が高いが打たれ弱い木村選手をミドルやローで削り、重いパンチでKO…みたいな結果を想像していた。
が、結果は木村選手の1RKO勝ち。木村選手が和島選手にガードの上から良いパンチを当て、そのままラッシュを決め込み、圧巻のKO。見ていて非常にショッキングな試合だった…。
和島選手は個人的にファンであり期待している選手だけに、個人的にも大変ショックな結果となってしまった。ただ、和島選手は24歳とまだ若い。こんなものではない…というところを今後見せていってほしい。今回の試合で「パンチのディフェンス」という課題が見つかったか。
木村選手は昨年ピケオー選手に負けた以外は絶好調。ウェルター級も混沌としているので、その中で一つ抜けた存在となれるか。野杁正明選手との再戦も興味深い。
皇治vsヤン・サイコ
勝者:皇治 3R判定
外敵から中心へ。会見から試合まで、K-1を盛り上げまくるヤンチャな兄貴、皇治選手。昨年のK-1スーパー・フェザー級トーナメントではベスト4.3か月前の地元K-1大阪大会では敗れはしたものの、K-1スーパー・フェザー級トーナメント優勝者、K-1のエース武尊選手と壮絶な打ち合いを演じ、ファンを沸かせた。
戦前は「KO宣言」をしていたが、試合は完封ではあったものののKO出来ず。力み過ぎてしまったか。しかし、試合後のマイクパフォーマンスから、何から何までK-1を盛り上げるスター、皇治選手。私は既に彼の虜です。笑
派手な試合はなかなか魅せられないが、会見でもいつでもヤンチャで挑発的、悪そうに見えてメチャクチャファンを大切にする皇治選手。時より見せる人柄の良さも好感度大。K-1、格闘技界を背負っていくと公言し、それを有言実行して行く姿勢が何より素晴らしい。
歳も29歳と自分に近く、親近感の湧く選手でもある。魔裟斗さんに「伸びしろの多さ」も指摘されており、まだまだ実力も伸びていくと思われる選手。今年の5月には30歳。30代の星としてこれからも活躍し続けて欲しい!!
武尊vsヨーキッサダー・ユッタチョンブリー
勝者:武尊 2RKO
現K-1スーパー・フェザー級トーナメントチャンピオン。元K-1スーパーバンタム級、フェザー級チャンピオンでもある、K-1唯一の「3階級制覇達成者」でもある、正真正銘のK-1のスーパースター、武尊選手。
対するはムエタイの母国、タイにおける2台タイトルのうちの一つ、ラジャダムナンスタジアムの現役王者、ヨーキッサダー・ユッタチョンブリー選手。武尊選手にとって最大の挑戦となるこの試合。
2R、武尊選手が隙をつき右ストレートのカウンターを入れダウン奪取。その後、パンチのラッシュにて再びダウンを奪取し、見事KO勝利。
相手がK-1ルールに慣れていない等全く関係ない。400戦以上やってKO負けのない超強豪ムエタイ選手をKOした武尊選手。素晴らしい。もういい加減やろうぜ、「あの試合」をさー。
判定決着も多かった今大会だが、見事KO決着で締めたエース武尊選手。しかもラジャダムナンスタジアムの現役王者相手に。どう考えてもスーパースターでしかないです。
総評
やはりK-1といえばトーナメント。前回のK'FESTAはK-1スーパー・フェザー級トーナメントだったので、最高潮に盛り上がった。今回はトーナメントが無かった上に、ワンマッチで判定も続いたりしたため、前回よりは盛り上がりに欠けた気がする。
しかしそれでも、良カードばかりのスーパーイベント。判定でも良い試合が多々あり、そして意外な結末も多く、心が大きく動かされるイベントとなった。(特に卜部功也や和島大海の敗北はショックだった…)
そんな中、K-1のエース武尊選手が大会をKOでしまたのは本当に見事としか言いようがない。彼こそ正真正銘のスーパースター。もうやるしかないでしょ、あの試合を。
武尊vs那須川天心はいつやるの!?
上で何度か語っていた「あの試合」とはこの事なんだけど。那須川天心選手は他団体の同階級で活躍するこれまた超スーパースター選手。16歳でプロデビューし、名高い強豪を撃破し続け、未だに無敗。「神童」と呼ばれている選手。
格闘技ファンの間では、この二人の試合が熱望され続け、はや4年。団体の壁があり、なかなか実現しないこのカードだが、そろそろ本格的に、お互いもう意地を張っていないで実現させなければならないよ!!!
せっかく同時期に同階級に二人の選手がいるんだから。どちらかが壊れないうちにやらないと。那須川天心選手も、強豪と戦い続けており、いつ無敗記録が終わるかもわからない。武尊選手も、毎回命を削る戦いをしている訳で、いつ選手として壊れるかが分からない。本人達だって対戦を熱望しているのだから。
機を失う前に、早くやろう。今年中、もしくは来年の最初までには。
選手も、ファンも、みーんな待ってるから。あとは大人の事情だけ。
やろうぜ、いい加減。頼むよ。
ちなみに私は武尊選手の勝ちに賭けています。
お互いテクニックの高い選手ですが、細かいテクニックや天才的な攻撃の当て勘等で言うと、那須川天心選手が勝っていると思います。逆に、パワー・フィジカルで勝っているのが武尊選手。総合的に見たらもしかしたら那須川天心選手が上かもしれない。
しかし、武尊選手は、『持っている』のです。
明確に、『具体的に表現できない力』があるのです、彼には。スターとしての力が。
その力は那須川天心選手にもあると思います。しかし、自分の中ではその力が武尊選手の方が上回っている気がしてならないのです。
だから、武尊選手を推します。
あとは、実現だけやで…。
格闘技にあまり興味のない方々も、是非この
「武尊vs那須川天心」
というカードだけは、頭の片隅にでも良いので入れておいてください。
分かりやすく言えば、
並のBIGカードになると言っても過言ではないでしょう。むしろ、それを超えるかもわかりません。
皆で世紀の一戦を楽しみに待つことにしましょう。
…では、こんな感じで、今回のK-1(K'FESTA.2)についての記事を締めさせて頂きます。
自分がK-1について語るとこのように非常に長くなってしまう為、k5(けーご)としてK-1について語る事は無いかなと思っていましたが、今回のK-1を観る前から衝動が抑えきれず、つい記事を投稿してしまいました。
読者さんにとっては、非常に分かりづらい記事だったとは思いますが、最後まで語らせて頂き、ありがとうございました!!
明日からはまた、これまで通りのk5(けーご)のブログに戻ります。
しかし、また機会があったら語るかもしれません。その時は、ご了承くださいませ。笑
では、そんな感じで。
読んで頂いた方、本当にありがとうございました(^^)/
k5(けーご)