『ニートの歩き方』を読んで。②【phaさん】【感想】2019.5.30
どーも、k5(けーご)です(@Happy_Life)。
phaさんの、『ニートの歩き方』という本を読んでの感想の続きです。
前回記事↓↓↓
さっそく語っていきます(^^)/
「向いていない土俵で戦っても負けるだけだ」
「結局それは向いているか向いていないかというだけの問題だったと思う。世の中で一般的とされているルールや常識や当たり前は、世の中で多数派とされている人たちに最適化して作られている。少数派がそんなアウェイな土俵で戦っても負けるだけだ。」
特に上でオレンジ色で塗りつぶされている部分に、なんだか妙に考えさせられてしまいました。
結局はそういうことなんですよね。
多数派の人たち向けの社会。では少数派の人たちはどうすればいいのか?無理をしながら、苦しい思いをしながら、多数派の人たちの生き方に合わせて生きていかなければならないのか?
それってとても辛いことなのではないでしょうか。少数派の人たちには少数派の人たちなりの生き方があってもいいのではないかと思います。
そしてそんな人たちに優しい社会であってほしいなとも思います。
多数派の生き方に合わせられないからといって、「あいつはダメなやつだ」「社会不適合者だ」とか、排除するような考え方ってどうなのでしょうか。
人の数だけ性格や気質があるんだから、その人がその人なりの生き方をして生活をしていけていれば、別に多数派の人たちと同じ生き方をしなくてもいいじゃない!!
って思いました。
そして、「アウェイな土俵で戦っても負けるだけ。」という部分。
「たいした努力をしなくても勝てる場所で、誰よりも努力しなさい」
って仰ってますからね。上述のとおり「誰よりも努力する」のかどうかはさておき、「自分の向いている土俵」で戦った方が有利ですし、生きやすいに決まっていますからね。
自分が向いている場所を探し、そこで戦っていきたいですよね。
「感覚的なものを信じよう」
「価値観なんて人の数だけあるし、どの立場もそれなりの理由や理屈があって、どれが正しいというわけではない。じゃあ無数にある選択肢の中からどの道を選べばいいかというのは、最終的には感覚とか直感に頼るしかない。」
「何を選んでもそれを正当化する理由はつけられるものなので、結局選択の決め手になるのは、『好きなだけ寝ていたい』とか『温泉に行きたい』とか『他人とこんな会話をすると楽しい』とか『こういう作業をこなすと達成感がある』といったような、感覚的なものしか残らなくなる。だから自分の感覚に敏感でいるようにしよう。」
「自分の中の『これは何かおかしい』『これは嫌だ』って感覚や直感を押し殺してはいけない。悪い場所からは早めに逃げよう。嫌なことに関しては精神よりも体のことが敏感なことも多いもので、身体感覚に気を付けることも大事だ。」
「感覚的なものを信じること」。これって本当に大事だと思うんです。
上述のとおり、嫌なことに関する「なんか嫌だな」という感覚、直感って意外と当たっていたりするものなのですよね。
うまく理屈で説明することはできないのですが、その「嫌」という感覚、直感を信じる気持ちは持っていた方が良いと思います。
「良いな」と思ったことも同じで、その感覚、直感を見逃さずにアンテナを張っておくことも大事かなと思います。
感覚、直感を無視して我慢して、「やらなくてはならないこと」を毎日やっていると、いつしか自分の本当にやりたいと思っていることもわからなくなってしまうものだと思います。
「感覚がマヒする」ってやつですよね。
義務感を持ってそれにしたがう、そして論理、理屈で説明できるものだけを追い求めるのではなく、自分のちょっとした「気持ち」にしたがって生きていくことも大切なのではないでしょうか。
「人間は働かなくても生きていていい」
「別に働かなくても人間は生きていいと思う。人間って別に働くために生きているわけじゃない。人間という概念はそんなに狭いものじゃないはずだ。人生をより良く送るための手段として働くのはありだけど、それはあくまで手段にすぎないのに、働くこと自体が人生の意味のように思っている人が多い。」
「もちろんお金がないと生活が成り立たないから嫌でも働かざるを得ないという場合はよくある。そういうときに働くのは仕方がないし、頑張って働いて生活を成り立たせている人は偉いと思う。でもそれは『人間の当然の義務』ではなく『必要悪』みたいなものじゃないだろうか。」
「働かずに済むならそれに越したことはない。毎日労働に追われずに好きなことをしてのんびり暮らせたらそれが一番いい。そんなのは当たり前のことのはずなんだけど、なぜか今の日本社会ではそんな当たり前のことを言いづらい雰囲気がある。そんな状況がおかしいという意識を、せめて国民の40%くらいが持つようになったら、国全体が少しは生きやすい感じになるんじゃないかと思う。」
「人間は働くために生きているわけではない」、コレですよ!!
働くことが何よりも楽しい、三度の飯より働くことが好き…という人はさておき。(なかなかいないと思われますが)
多くの人が「生活のために働いている」のですよね。上記の『必要悪』という言葉がとても胸に刺さりました。
誰だって好きなことだけをして生きていけた方が良いに決まっています。本当は「働かなくても良いなら働きたくない」と思っている人達がほとんどなのではないでしょうか。
しかし、みんなそういう気持ちを押し殺して働いている。冷静に考えればとても辛いことですよね。
人間は生まれてきて、好きでもないことをするために生きていかなくてはならないのでしょうか。
そんなことはない!!!と私は思いたいです。
じゃあ具体的にどうすれば良いか?と聞かれると、今の自分に明確な答えを出すことはできないのですが。
自分の心の声を聞き逃さないこと、自分の気持ちを大切にしていくこと、自分を大切にすること。
ここにヒントがありそうな気はしています。
③へ続きます(感想長っ!!まぁいいか。)
感想がだいぶ長くなってしまっておりますが、まだ続きます。
この本を読んで、なんだか自分の考え方が解体されていっているのを感じます。
自分はなんで働くのか?そもそも働く必要があるのか?
他人の目や世間体が気になるから働いているだけではないのか?
他人の目なんて気にしなければ、本当は働かずに生きていきたいのではないのか?
この調子で自分の心を解体していき、自分の心の声を見つけ出して、紙にでも書き出していってみようかなと思います。そして何かにたどり着ければ良いなと。
では、今日はこんな感じで。
次回記事↓↓↓
k5(けーご)