『ニートの歩き方』を読んで。③【phaさん】【感想】2019.5.31
どーも、k5(けーご)です(@Happy_Life)。
『ニートの歩き方』を読んでの感想、最終回です。
前回までの記事↓↓↓
では、さっそく語っていきます。
「何もしない人生でも構わない」
「寝たい時は寝たいだけ寝ればいいし、だらだらしたいときは何もせずにひたすらだらだらしていればいいと思う。やる気がしない時にも無理して頑張って何かをしようとする人がいるけど、そういうときは素直に休めばいいんじゃないかな。」
そりゃ休めるなら休みたい…会社員の本音ですよね(特にブラック企業の会社員)。
身体・精神が疲れ切ってしまったときに、休めるような会社であれば良いんですけどね。そうではない人たちは大変だと思います。
本当に、そういう場所からはサッサと逃げてしまうのが正解なのかもしれません。笑
「日本にはそういう頑張りすぎな人が多いと感じる。日本の自殺者が多いのはそういう空気のせいなんじゃないだろうか。死んでまでやらなきゃいけないことなんてない。」
結局やる気がない、やる気が出ない人に無理して頑張らせようとしたり、「休んではいけない」ような雰囲気を周りが作り出す(実際に言う場合もある)から、結局みんな嫌になって心や身体を悪くしていってしまうのではないでしょうか。
死んでまでやらなきゃいけないことなんて、本当にないと思います。この世の中で。
頑張りすぎていると脳内メーターがぶっ壊れてきて、自分が疲れているかどうかもわからなくなってしまう。そうならないうちに休んだ方が良い。
有休をとれるなら有休を、代休をとれるなら代休を。何なら仮病を使ったっていい。自分の身体・命の方が大切だ。もっと自分を大切にして良いと思います。
「放っておいたら大体の場合、人間は自然に何かをしようとするものだ。特にやることがなく時間も体力も気力も余っていて余裕があれば、大抵の人間は自然に何かをしたくなってくる。だから人間は無限に怠惰ではいられない。
そういった、自分の中から湧いてくる自発的な行動こそが本来人間がするべきことだし、つらいのを我慢して無理に何かをする必要はないのだ。良い仕事というものは自発的に本人が楽しみながらやるようなところから生まれてくるもので、無理をこらえて頑張って成し遂げられたものではないことが多いし。」
「自分が本当にやりたいこと」を見つけるヒントがここの言葉に隠されている気がします。一度立ち止まることが必要なんですよね。自分もそうやって、あらためて自分のやりたいことを見つけてみたいと思いました。
「もし自然に何もしたくならないときは、精神のバランスを崩していたり肉体が疲れていたりするときなので、そういうときは可能な限り何もせずに休んでいればいい。回復して余裕ができれば、自然に何かをしたくなってくるはずだから。」
疲れている時に無理をしても良い仕事はできない、疲れている時にいくら考えてもやりたいことは見つからない。そういうことでしょうかね。
疲れているときには無理をせず、気持ちにゆとりを持てる自分でありたいですね。
「働くってなんだろう」
「『働かざる者食うべからず』って言うなら、うまく労働できない老人や病人や障がい者はどうしたらいいのだろうか。
『そういう人は働きたくても働けないから仕方ない、ニートとは違う』という人もいるけれど、その考え方はおかしいと思う。『老人や病人や障がい者のように働きたくても働けない人は仕方ない』という意見は、上から目線で『本当はダメだけど特別に見逃してやる』って言っているように感じる。それは危ないんじゃないだろうか。その考え方をもう何歩か進めると『働けない老人や病人や障がい者は不要だから処分しよう』という、ナチスドイツみたいな優生思想になってしまいそうだ。
だから、正しい答えは『働けなくても人間は生きていていい』だと思う。」
改めて考えてみて、『働かざる者食うべからず』ってちょっと怖い言葉だなと思いましたね。
「労働の義務」…憲法にある日本国民の三大義務のうちのひとつですが…。
労働を「守らなければいけないもの」「やらなくてはいけないこと」にしてしまっているということ。働かない人たち、働けない人たちにとってはかなりプレッシャーになりますよね。
そういう人たちにごはんを食べる権利はないのかよ!と。
かといって日本国民全員が働かなくなったら…と考えると、労働はやはり「義務」とせざるを得ないのかもしれない。
難しい…。うまい答えが見つからない。
でも、「人間は働いてなくても生きていていい」というのはそのとおりだなと思いました。
「そもそも働くって何のためにすることなんだろう。『働くとは他人の役に立つことだ』という考えがある。それは確かに良いことだけど、それだけでは説明できないような労働への強迫観念が日本にはあると思う。」
非労働者、ニートを排除する、白い目で見るようなところはありますよね。働いてナンボだ、みたいな。
やはり、そういった考えを一度ぶっ壊して考えてみた方が視野が広がるんじゃないかと思いました。
おわりに(働かなくても生きていていい。肩の力を抜いて、楽しんで生きていくことを考えよう。)
「働かなくても生きていていい」
この考えを念頭において、今後を考えていってみようと思いました。
「生きるためには働かなくちゃ」→「さぁ仕事はどうする?選ばなきゃ」
と考えるのではなく、スタートは「働かなくてもいい」。
その上で、今後をよりよく生きていきたいのだとしたら、自分なら何をする?
会社に勤める?会社に勤めなくても生活できるような働き方を探す?
もしくは、何もしないで誰かを頼って暮らしていく?
さぁ、どうするかな。どういう考えになるかな。
自分の中での「働かなくてはならない」という考えは解体されました。それだけでこの本を読んだ価値があったと思います。
ニートだって生きていていい。労働が人間のすべてではない。労働をする為に人間は生まれてきたわけじゃない。
人生楽しんで生きたいな、俺は。
さて、これからどうやって生きていこうか。
考える人になります。
とまぁ、こんな感じでブログを締めさせていただきます(^^)/
『ニートの歩き方』を読んでの感想でした。
最後まで読んだくださった方、チラッとでも見てくださった方、ありがとうございました(^^♪
では。
k5(けーご)