ウーマンラッシュアワーの漫才。【村本大輔】【中川パラダイス】【THE MANZAI】【2019】【マスターズ】2019.12.12
みなさんは観ましたか。
「THE MANZAI2019マスターズ」でのウーマンラッシュアワーの漫才を。
ウーマンラッシュアワーの漫才の技量については、「THE MANZAI2013」で優勝していて既に世間にも知られていると思いますが。
そんな彼らのネタの内容がここ数年で明らかに変化してきている。
世の中の人が目を背けている、または忘れられている物事に目を向けた漫才を披露している。
今回の漫才では
「福井の原発」
「沖縄の米軍基地」
「千葉の台風19号被害のホームレス」
「朝鮮学校」
のことを話した。
どれも多くの人が日々考えていない、忘れている、目を背けている話ばかりだ。
少なくとも自分はそう。
それをボケの村本大輔さんが、
『「みんな」の中にいない人』
『透明人間』
と表現し、彼らの代わりに彼らの「叫び」として、TVの前の大勢の人々に伝えている。それも笑いを交えつつ。
こんな凄いことができる漫才師が他にいるだろうか…。いや、自分の知っている限りではいない。
村本大輔さんはお笑い界の革命家の一人だと思った。
チャラ男、いやゲス男と呼ばれ、嫌われ芸人・炎上芸人としても知られていた村本さん。数年前に興味を持ち始めて行動して、現場を見て学んで表現して。凄いエネルギーだなと。
再度、村本大輔さんの背中を追ってみたくなりました。講演会に行こう。
村本さんのnoteも是非読んでみてください。今回のTHE MANZAIの放送前と後に更新された記事です。
"誰かに少しだけかじられた寿司"
"誰かにひとかじりされたまま干からび遠くの方で、誰にも手に取られず寂しく回り続けてる寿司"
という表現がとても印象に残りました。
壁を壊す 12/6
https://note.com/muramoto/n/nd7ad8582b044
年に一度の漫才を終えて 12/8
https://note.com/muramoto/n/nf9b71c182b43
最後に。
ウーマンラッシュアワーの漫才は隣で「普通の人」っぽく見えている中川パラダイスさんが実はとてもいい味を出していると思います。普通の人っぽいからこそ良い。