「社会人大学人見知り学部卒業見込」を読んで。【オードリー】【若林正恭】【春日俊彰】2019.7.17
どーも、k5(けーご)です(@Happy_Life)。
今日は芸人のオードリー・若林さんの著書、「社会人大学人見知り学部卒業見込」を読んで心に残ったことを書いていきたいと思います。
目次
オードリー・若林正恭「社会人大学人見知り学部卒業見込」
…結論だけ最初に言っておきますと、最後は春日さんに全部持っていかれた感じです。(笑)
その前に心に残った言葉などを書いてきます。
大丈夫というところから大丈夫は始まるのだ。
『自力では抜け出せない程のネガティブな感情に嵌(はま)った時、一番最初に起動しなきゃいけないのはやっぱり心だ。行動を起こしながら感情がついて来ることもあるだろうが、それでも一番最初のアクションは心からだ。ぼくは、この先ネガティブな感情から抜け出せない仲間がいたとしたら、ぼくの想像力が及ばなかろうが、経験値が及ばなかろうが、保身せず、「大丈夫」だと言い張ろうとその時決心した。本当に大丈夫かの信ぴょう性はどうでもいい。まず大丈夫と言う。そして、言ったことにより生じる責任を、負おう。』
…常日頃、意識してポジティブな言葉を使うことは大事ですよね。
「大丈夫、大丈夫!!」
と言いながら過ごすのと、
「もう無理だー!○にたいー。」
と言いながら過ごすのでは、気持ちが全然違いますよね。言うまでもなく、前者の方が明るい気持ちで過ごしていけると思います。
ネガティブな言葉を口にすると、気分や思考がどんどんマイナスに行ってしまうんですよね。たまに弱音を吐くぐらいなら全然良いと思うんですけど。
ネガティブな言葉を「ゼロ」にするのはなかなか難しいとは思いますが、少しでも減らしていくことはできると思います。
「大丈夫!」「なんとかなる!」を口癖にしていきましょう。
穴の数を減らしていく
著書の中で若林さんが「黒ひげ危機一発」のたとえを用いて、このようなことを言っていました。
『今、ぼくの目の前には膨大な量の新たな樽(たる)が並んでいる。剣刺さなきゃな~。なんせ穴だらけだから。とにかく刺して、穴の数を減らさなきゃならない。結婚相手や、商品開発も似たようなところあるのかな?何かをしても何も起こらなかった時、(黒ひげが)飛ぶ可能性は上がっている』
…上で言っている「剣を刺す」というのは、「トライ」のことです。
そして「黒ひげが飛ぶ」というのがひとつの「成功」という意味。
若林さんは「黒ひげ危機一発」の穴を剣で刺していくように、オードリーとしての漫才の形を何回も変えていったそうです。
ご存知の方も多いかと思いますが、昔は若林さんがボケで春日さんがツッコミでしたからね。(笑)
ボケとツッコミの交換をしたり、漫才だけでなくコントをしてみたり、漫才のスタイルを変えたりして、ようやく今のスタイルにたどりついたということです。
何かに挑戦してたとえ成功できなかったとしても、「この方法ではうまくいかないということがわかる」。つまり「穴が埋まる」んですよね。
行動しないと穴も埋まらない。穴が埋まった文だけ成功に近付く。黒ひげが飛ぶ。
穴が埋まるような行動・挑戦をしていきたいですね。
ネガティブを潰すのはポジティブではない。没頭だ。
『暇と飢えと寒さが人をネガティブにする三大ブランドだと思っている。』
『これまでぼくは起きもしないことを想像して恐怖し、目の前の楽しさや没頭を疎か(おろそか)にしてきたのではないか?深夜、部屋の隅で悩んでいた過去の自分に言ってやりたい。そのネガティブの穴の底に答えがあると思ってんだろうけど、20年間調査した結果、それただの穴だよ。(略)…ぼくは最近、没頭ノートを使いこなし悩みの深みにハマらなくなった。』
…若林さんは「考え過ぎる性格」であり、ただその考え過ぎた先に何か答えがあると思っていたようです。ただそれは「ただの穴」だったと経験を重ねて行くにつれて気付いたようですね。
これを読んだときは笑ってしまいましたが、個人的には「ただの穴」なんてことはなかったんじゃないかと思っています。今の面白い若林さんがいるのもその「考え過ぎる」性格があったからこそだと思いますしね。
ただ、ずっとその「考え過ぎる」性格のままでいたら人生がツラいままでしょうし、周りの人にもネガティブな影響を与え続けていたかもしれませんけどね。
ネガティブな過去をポジティブに転換できてしまえば、それは魅力だと思います。事実、今の若林さんは凄くステキな芸人さんになっているわけですから。(自分は前から好きでしたけどね(笑))
少し本題から話が逸れてしまいましたが、
「ネガティブを潰すのはポジティブではなく、没頭」。
これは自分も日々行動していてすごく思うことです。
「物事に没頭しているとき」はネガティブなことなんて忘れていますからね。そういった没頭のくり返しが日々の、そして過去のネガティブな記憶をどこかに追いやってくれるのです。
「未来を恐れず、過去に執着せず、今を生きろ」
by ホリエモン
本当にこの言葉のとおりだと思います。過去や未来のことを考えて頭をゴチャゴチャさせていないで、「今、この時」を一生懸命生きればいいんです。
没頭しましょうー。
根拠のない自信。最強だ。
『根拠のない自信、最強だ。状況がダメなのではなくて、状況をダメだと捉えてしまうことがダメなのだ。その感情の防波堤になるのは自信だ。自信はあり過ぎても良くはないのだろうが、ない奴よりある奴の方が恋愛に向いている。その自信はなんでもいい。仕事でも顔でも体力でも学歴でもなんでも、根拠のない自信でも良い。男は自信がないと恋愛出来ないのだ。』
…なんでもいいから、ちょっとしたことでもいいから「自信を持つこと」って大事なんですよね。
若林さんは20代後半の頃お金がなく、当時付き合っていた彼女さんにお金がないことに対するコンプレックスに満ちた行動をとってしまい、結果別れてしまったそうです。
その彼女さんは「お金がなくても良い」と言ってくれていたそうですが、若林さんが「お金のない自分」を嫌ってしまていたようですね。「お金がない自分が愛されるわけがない」、と。
もちろん、お金を持っていない人を恋愛対象として見られない人も中にはいるでしょう。でも、そういう人ばかりではないのです。
ステータスが高い方が、多くの人から愛される可能性は上がるかもしれません。
でも、お金が無くたって、容姿が良くなくたって、性格が良くなくたって、頭が良くなくたって愛されないとは限らない。
上記のものがすべて人より劣っているからといって、自信を無くして卑屈になっていたら、余計に愛されるチャンスを失ってしまうんです。
「自分は何も持っていなくても、愛される資格がある」
…そう思っていたら最強ですよね。(笑)それに越したことはないんです。
そんな根拠のない自信を持つことが難しいのなら、何かひとつでも良いので、自信のある何かを見つけて自信にする。それが、突破口になる。
私も割と自分の事が好きではあるんですけど、自信を失うことはよくあります。いつも自信を持っていられるように頑張りたいものです('ω')
春日さん(最強)
『…ぼくは自分に楽しいと思う能力や限られた条件の中で楽しむ能力が欠落しているのではないかと思い始めた。こんな思いの対極にいる男がそう、春日だ。』
『むかし事務所から見放されファンもいない時期、相変わらず努力をする姿勢の見えない春日に変わってもらいたくて「28にもなってお互い風呂なしのアパートに住んで、同級生はみんな結婚してマンションに住んでいるというのに、恥ずかしくないのか?」と問いつめた。相方は沈黙した。3日後、電話がかかってきて、春日は「どうしても幸せなんですけど、やっぱり不幸じゃないと努力ってできないんですかね?」と真剣に言ってきた。』
…いやこれはもう、春日さん最高。(笑)爆笑しました。(笑)
『ダメだこりゃ。と思った。金もない、親からも呆れられている。そんな状況で一体何が幸せなんだ。とぼくは問い質した。ゲームができたり、仲間と遊べたりするのが楽しいという答えが返ってきた。常に今の自分より良い環境に行かなければならないと考えるのが当然だと、相方も、いや全ての若手芸人が思っているだろうと考えていたぼくは面食らった。』
…春日さん、最高かつ最強じゃないですか?相方の若林さんから見て「どうしようもない人」と見られていたわけですが、そんな春日さんは「幸せ」だったのです。(笑)
『自分に自信があり、自己顕示をするために自分を大きく見せる必要のないマトモな男』と若林さんは、春日さんのことを評しています。
最強の男ですよね。だから、春日さんは春日さんなんだなぁと。自分もちょっとだけ憧れてしまいました。(笑)
おわりに(こじれた若林さんの著書の中からポジティブを拾えました(笑))
この本を読んで、若林さんのこじらせ具合がわかったと同時に、その中からポジティブを拾うことができたと思います(^^)
ネガティブをポジティブに変換する。前に進むエネルギーに変えれば良い、ということですね。
ネガティブをネガティブなままにしていると、人を遠ざける原因になってしまう。愚痴や人の悪口ばかり言っていたり、他人を攻撃したりするような人には近づきたくないですよね。
どちらか自分で選べるとしたら、あなたならどちらを選びますか?
…私は当然、圧倒的に前者です。(笑)
若林さんはネガティブを「笑い」に変えている人だと思います。だからファンがたくさんいるし、愛されている。
そして春日さんは最強。ポジティブの塊。(笑)
面白いコンビだなぁとあらためて思いました(^^)
学びも笑いもあって、楽しかったです!
そんなオードリー・若林さんの本でした。
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では、今日はこんな感じで締めさせていただきます。
k5(けーご)